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Haruka Yanagisawa / ライター&翻訳業/ 北欧、キャリア、働き方、ジェンダー、コミュニケーションなど

ノルウェーは恩人

ノルウェーは恩人

日々生きることにせわしなくて、目の前のことや少し先の未来(といっても、2週間先くらいの範囲のことですが)のことで視界が埋め尽くされがちです。だから過去に思いを馳せることってなかなかないですが、分厚い本を1冊翻訳し終わったあとでは、ちょっと一息ついて、足を止め、「そういえば・・・・・・」なんて過去に出会ったりします。

北欧に出会って5年が過ぎました。

・・・・・・ということに先ほど気づきました。その辺の記憶って曖昧で、もう何年前だったったけな・・・・・・という感じだったんです。そのあたりの記憶を整理しようという気力もなぜか沸かず、どちらかというと、「何はともあれ事を前に進める」ことに必死だったのかもしれない。主には仕事まわりのことについて、この5年ほどは必死でした。

でもさっき写真の日付を見て確認した。私がはじめて北欧を訪れたのは2013年のことでした。

私はそこからフィンランドに惚れ込んで、フィンランドを中心に北欧のことを勉強するようになり、繰り返し訪れ、人々と交流し、やがて今ような仕事(フィンランドに関する本を翻訳するなど)につながりました。

しかし実は、私と北欧とのファーストタッチはフィンランドではなく、ノルウェーでした。

 

あのとき、はじめて訪れた北欧の地ノルウェーがあれほど素敵でなかったら、私はそこで旅をやめてしまい、「今度はフィンランドに行ってみよう」と思うこともなかったのではないか、と思います。

そして、フィンランドや北欧諸国から、文化や哲学や美意識や、そのほかさまざまな精神性を学び取り、日本での私の生活を変えることもできなかったのではないでしょうか。

私はある意味、日本での行き詰まり、生きづらさを打破するヒントを求めて、この5年ほど北欧を見つめてきました。そして、実際に、自分の生き方や暮らし方を少しずつ変えてきました。

 

そう考えると、ノルウェーは人生の恩人・・・・・・。

 

ノルウェーに行こうと思ったのは軽い気持ちでした。興味をひいたのは、「フィヨルド」と「イプセンの国」ってことだけ(イプセンはノルウェーの劇作家で、彼の「人形の家」という作品が私は好きでした)。一緒に旅を計画した親友はスウェーデンのほうに興味があるようでしたので、「その前にノルウェーに寄らせて」と私が頼みました。

そして、オスロとベルゲンに、ほんの数日の滞在。

本当にわずかな時間いただけなのに、心と身体の奥底から喜びがわき上がってくるような感じがありました。私の全細胞が、私に向かって拍手喝采しているのがわかりました。

「やっと来てくれたね、この場所に」

私の中の"ヌシ"(心と身体の奥のほうに住んでいる魂の持ち主みたいな人)が、そう私に語りかけたような気がしました。

 

 

帰国後、一緒に旅をしていた親友が撮ってくれた写真を見て、びっくりしました。

それまで見たことのないような笑顔を浮かべた私が、そこに映っていたから!(笑)

 

 

そんなノルウェーなのに、私はあれから年月が経って、まだあまり(というか何も)恩返しができていない・・・・・・。

せめてもの気持ちとして、ふと思い立って、このブログ記事を書いたのでした。

*ノルウェーに行ってみたくなったそこのあなた、ノルウェー政府観光局のTwitterはこちらです(^^)

 ノルウェーのベルゲンで撮った写真。

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