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Haruka Yanagisawa / ライター&翻訳業/ 北欧、キャリア、働き方、ジェンダー、コミュニケーションなど

フィンランドの幸せの秘訣について、講座を行いました

フィンランドの幸せの秘訣について、講座を行いました

1月19日(土)に千葉県にある「カルチャーよみうり柏」にて、フィンランドに関する公開講座を持たせていただきました。

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フィンランドはなぜ幸福度が世界No.1なのか。フィンランド流の幸せのヒントとは。

その秘密を、今回は、「SISU(シス)」・ライフスタイル・社会の3方向からお話ししてみました。

目次としてはこんな感じです。

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・私とフィンランドの関わり

・フィンランドってどんな国?(国土、気候、言語、食べ物、国民性、有名なあれこれ)

・フィンランドの人々が持つ「SISU(シス)」とは何か

・そもそも「幸福度ランキング」とは。そして実際、「幸せ」なのか? 逆に、日本の順位を引き下げている要素は何か。

・フィンランド流の健康づくりやサウナのこと

・フィンランドデザインを貫く哲学、暮らしとデザインの関係性

・自由と平等と安心と(教育システム、子育て支援、ジェンダーギャップ、LGBTなど社会面について)

・バランスのとれた暮らし(働き方や休息の知恵について)

・自然とのつながり

・まとめ

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「フィンランドの幸福度は世界で1位」というのは、国連が毎年発表しているランキング「World Happiness Report」を根拠にしています。最新版、2018年の発表でフィンランドは1位だったわけです。

(ちなみに、北欧5カ国はすべてトップ10に入っていて、日本は前年の51位から後退して54位。興味のある方はこちらの記事で概要を掴めます→ ロイター通信「幸福度ランキング首位はフィンランド、日本は54位=国連調査」

ですので、そもそもの根拠であるこのランキングが、どのような指標に基づき「幸福」を測っているかをご紹介し、さらにその上で、「フィンランドの人々の幸せ度を上げている要素」について、私自身の見解も交えつつお話ししました。


フィンランドの幸せの秘訣は何か?と考えるとき、必然的に私たちは、「そもそも、幸せであるためには何が必要か」を考えることになります。

そして、「幸せ」とは、一部の人にとってだけの幸せではなく、その社会に生きる、様々な立場の人々の幸せを指しています。


ですから、今回、講座でお話しする内容を考えるにあたっては、「人が幸せに生きるには何が必要で、様々な人が幸せに生きられる社会とは」というテーマに直面することになりました。

それさらにを突き詰めると、「本当の意味での”ゆたかな”社会とはなんぞや」、という問いが浮かび上がってきて・・・。


それではっとしたのですが、そもそも「ゆたかさ」というのは、私の仕事人生を貫く大きなキーワードなのです。

大学生のとき、就職活動のエントリーシートには、私は心を豊かにする仕事がしたいと書き続けていました(それで、エンターテインメント業界での仕事を選びました。)

その後、転職でいくつかの業界を渡り歩きましたが、ある会社にいたときに新しく私の上司になった方と面談があり、「あなたが仕事を通じて目指しているものは何なのか」と聞かれました。

「つまり、柳澤さんにとっての、その・・・”一番星”は何なのかな」と、上司の彼は言葉を続けました。

私は間髪入れずに「ゆたかさ」なんだと答え、「私の思う”ゆたかさ”を実現するために、私は前の仕事を選んだし、今、ここにいるのも、そのためです」と、自分の(一見奇妙な)職歴について説明したのでした。

(その約2年後に、フィンランドに出会うことになるのですが。)

いつかの夏のヘルシンキ。

いつかの夏のヘルシンキ。


随分と脱線しましたが。今回は、「幸せ×フィンランド」という切り口での講座を通して、自分の根本的なテーマでもある「ゆたかさ」について、改めて考えるきっかけも頂きました。

「柏で講座をしませんか?」とお声がけくださったスタッフの方、県内・県外から足を運んでくださった皆様、どうもありがとうございました。


「いつかフィンランドに行ってみたい」、あるいは、「またあの大好きな場所フィンランドに行きたいと思う」。

そんな想いを持つ方々と時間を共有させていただき、とても光栄に思いました。


日本で暮らすどこかの誰かが、日常の喧騒をふと離れて「フィンランド」に思いを馳せるとき、たとえば私の翻訳した本たちなどが、イマジネーションの助けになれば幸いです。

またどこかで(直接なしいは本を通じて)お目にかかれますように。

毎日新聞での記事掲載のこと

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