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Haruka Yanagisawa / ライター&翻訳業/ 北欧、キャリア、働き方、ジェンダー、コミュニケーションなど

フィンランドの映画会社

フィンランドの映画会社

この期に及んで「文章がもっと上手くなりたい」という気持ちがあるので、もう少しマメに日記を書くようにしようかなと思う今日この頃。

新しいことはいくつになっても始められるのだから、「この期に及んで」なんて言い方はしちゃいけないのだけど、私の場合、30歳以降、ライターとして仕事をする中で、「自分は文章が全然うまくない……これ以上はダメなのでは」と思う瞬間が何度もあったのだ。ライターの仕事を始める前、文章を書く仕事に憧れて脚本や小説やエッセイを自分で書いていたときには、正直な所「下手か上手いか」って気にならなかった。でも、仕事となるとそうもいかない。自分の思う「上手な記事」と見比べて、自分との落差にがっくりし、そのたびに、「これ以上、こっち方面をやっていくのは難しいんじゃないか?」と腕組みをして考えてしまうことが何度もあった。でも、またしばらくすると、「上手くなりたい……」という気力が沸いてくるのも事実で、それならば、とにかく恥を捨てて量を書いたらどうなんだ、と思いようやく重い腰を上げた。

来週からのフィンランド旅行に向けて、準備をしている。御神輿を担ぐ時に着るハッピ、パーティに出るための正装とハイヒールにイヤリング、湖で泳ぐための水着とビーチサンダル、寒さに耐えるアウトドア防寒具、森を歩くトレッキングシューズ、クマを見るための双眼鏡、ニキビの薬(私はフィンランドに行くと必ずニキビが大量にできる)……などなど、今回は必要な物がバラエティに富みすぎていて、一通り集めるだけでけっこうな道のりだった。これまでフィンランドに行く時はいつも、自由気ままな個人旅行だったけど、今回は前半に、オフィシャルな予定が組まれている。だからこその、大荷物。それにくわえて、「休みに行くわけではない」「パーティは日本でさえ大の苦手」(←なのでそもそも着ていく服がなかった)などのプレッシャーものしかかっている……。はじめて経験する、緊張しながらの、渡フィン。

とはいっても、ちゃっかり個人的な予定も計画中。その1つが、「フィンランドの映画業界について聞く」というプランだ(なぜなら私のキャリアのスタートは映画業界であり、現在も映画関係の仕事をしているのです)。これは急遽思いついたことなのだけど、今は、この視察がとても楽しみでならない。

ついさっき、現地のコーディネーターさんからメールが届いて、今回の視察先に決まった会社が、なんとも素敵なのだ。Tuffi Films というその会社は、なんと、全員女性スタッフからなる映画会社。

その説明を読んだ時点で、私はとても驚いて、そして心底ときめいた。なんてフィンランドらしいんだろう!(※フィンランドは、日本に比べて遥かに女性の社会進出・男女平等が進んでいる。)

女性だけの映画会社……。そんな世界があり得るなんて、私はこれまで想像もしなかったのだ。

「こうだったらいいな」と夢想することすらなかった景色を、ぱっと見せられて、本当に本当に、興奮で心が震えた。自分の視界を覆っていた目隠しがするり、と1枚取れたような気がした。(目隠しをかぶっていることにすら、気づいていなかったけど)

「こういうことだって、あり得るんだよ」と知り、自分の想像の範囲を広げていくこと。今自分がいる環境が、仮に理想から遠かったとしても、想像し夢想することを始めたら、それは大きな一歩だと思う。想像の範囲を広げるために、旅とか本とか映画とか、そういうものがあると思うんだ。

現地に行って彼女たちに話を聞くのが、とにかく楽しみ。視察の日が、旅行日程の終盤なので、前半の「パーティ」「神輿」などの社交行事で私の対人エネルギーが尽きてしまわないか(一度にたくさん社交するとぐったりする体質なのです)という心配はありますが、ニキビ薬にくわえて胃薬も持って行くことにし、フィンランドのパワフルで素敵な女性たちに会ってこようと思う。

1日のなかにたくさんの・・・

1日のなかにたくさんの・・・

フィンランドのおじさんと「泣き相撲」

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