フィンランドの森で見つけたキノコたちをただただ記録する場所としてこのページを作りました。

* * *

これらは、私がフィンランドで発見したキノコたちです。2014年から粛々と、キノコを集めています。

(ああもうこの写真を見ているだけでたまらなく萌えてウズウズする・・・)

 

フィンランドを旅する楽しみの1つ。それが私の場合、キノコ・ハンティングなのです。

どんなに都会で暮らしていても「森」が身近にあるフィンランド。仮にあなたがヘルシンキの繁華街のど真ん中に滞在していたとしても、公共バスに30分ちょっと揺られれば、豊かな森に入ることができます。森歩きの現地ツアーも開催されているので、旅行者でも気軽に森歩きを楽しむことができます。

 こんな感じでフィンランド人のお兄さんに引率されて森の中へ。

こんな感じでフィンランド人のお兄さんに引率されて森の中へ。

そして、キノコです!

フィンランドの森はゆたかで、美しい湖、ベリー(取り放題)、白樺、コケなど楽しみ方は無限にあります。

なかでも、キノコ。地方やその年の気候にもよりますが、8月-9月でしたら出会える期待が高まります。

ちなみに私は発見と撮影が専門の "撮りキノ" 。きのこ鍋にして食べることは特に目的としていません。

ただ発見して写真に撮るだけ。それなのに、どうしてそんなに楽しいの?

そんな疑問にお答えすべく(誰からも聞かれていませんが)、私のキノコ・ハンティングの楽しみポイントをご紹介します。

ようこそ、めくるめく北欧キノコの世界へ〜

* * *

わたし的フィンランド・キノコの楽しみ方 7選(暫定)

 

1.突然

9A16A48F-A284-4AB6-8506-26CDA946DE37.JPG

こんなところに!という唐突さをまとっているのがキノコの魅力。予期せぬところであればあるほど、見つけたときの喜びは跳ね上がります。上の写真のような場合、宇宙人が置いていった謎のメッセージのようにも見えます。

 

2. 不調和

50F9C7B9-673D-46A6-9BF7-4ED6414B7F9D.JPG

周囲の色から明らかに外れた突飛なカラーリング。異質さ。予定調和を一瞬にして崩すことができる存在は、人間界でもいつだって人気者です。そんなキノコのモットーは、「周りに流されない」。これはかなり萌えますねー!

 

3. 乗っかり

279A2EA4-99BA-41A9-AD61-30AEC55ED812.JPG

森の中でキノコたちはとても小さな存在です。小枝、落ち葉、となりの草、などの近隣住民から乗っかられたり、しなだれかかられたりしていることもあります。「あー、乗っかられてる!」萌え10ポイント。

 

4. かぶせ

D8842053-E203-4A8A-B017-27CF97DEFD30.JPG

何かわからないものにかぶさられていることもあります。そしてこのように地面ぎりぎりに迫ってキノコを接写することで、森の地表を覆う美しいコケ類にも目がいきます。こんなに美しいコケのじゅうたんの上を歩いているんだと、そのときあなたは初めて気づくことでしょう。萌え15ポイント。

5. 集団

2AA13A03-F6D7-4347-9368-3B1E146D41E9.JPG

「あー、いっぱいいる!」。キノコの群れです。この写真の場合、「でかい!!」という感動もあいまって、「でか!いっぱいいる!でか!いっぱい・・・!」と興奮がとまりません。集団で、しかも重なりあっている場合はその重なり具合も見応えがあります。萌え35ポイント。

 

6. 絵本

F8EED33D-B9ED-403A-9957-DB3DC6319389.JPG

「あー、絵本でしか見たことないやつだ!」思わずそう叫びます。童話やおとぎ話にしか存在しないと思っていたフォルムのキノコがそこにはあります。色は赤や黄色・・・。思えば私が「よし、フィンランドに行かなければ」と思い立ったのは、友人から「絵本にしかないキノコがフィンランドにはある」と1枚の写真が送られてきたことでした。さきほど登場したこちら↓も、発見時の第一声は、「絵本だ!」です。(そして下の1枚は、よくよく見ると、「落ち葉の乗っかり」も発生しており、非常に見応えのあるキノコ景です。)萌え60ポイント。

0531862E-0A65-4C71-9ED1-7971923AA5F3.JPG

 

7. 欠損

53C78ECC-E841-468E-B6D8-AFB6BCE46E23.JPG

自然界に生きるキノコが常に完璧な形をしているわけではありません。一部が欠落、破損している場合もあります。左側には腐敗して倒壊したキノコの姿も見ることができます。このようなキノコの様々な表情に出会うこともキノコへの愛を深める絶好の機会です。

F09FCFB5-FFBA-4CD6-AB7A-E8EDC11E0000.JPG

こんなふうに表面がもげていてもいい。キノコがキノコであることには変わらないのだから。欠けていようと倒れていようと、キノコの魅力はそのまま。萌えは無限大。

* * *

 

このようにキノコの楽しみは尽きません。ひとまず7つの観点からキノコ・ハンティングの魅力をご紹介しましたが、恐らくあと100個くらいあることでしょう。

フィンランドでキノコを探し、キノコに出会い、キノコをあらゆる角度から観察していると、いつしか自分の体と地面の境界線が消えて、私が森の一部になったかのような気がすることがあります。

フィンランドの森は、そんな私をいつまででも、許してくれます。

逃げも隠れもせずに、ただそこにある森。

 

日本にいるときは、「ひとりで読書をしている時間が幸せ」というほどインドアな私にとって、以前は、山や森は遠い存在でした。

でも、フィンランドの森は、限りなく身近に、日常の延長にありました。

そんな森や、そこに生えるキノコたちの、「静かにそこにいて、歩き回る私を許してくれる」優しさに引き寄せられて、何度も何度も、森に足を運んでしまうのかもしれません。

 

写真を整理していたら、またそんなキノコたちに会いたくなってきました!

Can't Stop Loving KINOKO !! (キノコ愛さずにはいられない!)

(↑英文法があっているかどうかはこのさいどうだっていい!)


*追記:旅行先で気軽に楽しみたい人のために

私が夏に何度か利用したのが「マイ・スオミ」という現地の旅行会社さん。ヘルシンキから出発する「フォレストツアー」というのがお勧めです。観光地めぐりは飽きちゃったなーという方、自然が大好きという方は、こんな楽しみ方も、ありだと思います!!

 

 

Text & Photo by Haruka Yanagisawa