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Haruka Yanagisawa / ライター&翻訳業/ 北欧、キャリア、働き方、ジェンダー、コミュニケーションなど

フィンランドのダンス「ラバタンシン」を踊ってみました

フィンランドのダンス「ラバタンシン」を踊ってみました

今日は都内でフィンランドのダンス文化を教わってきました。

教わったというか・・・・・・

実際に踊ってきました。楽しかった。

今日習ったのは、「ラバタンシン(Lavatanssin)」というもので。ラバタンシンは、フィンランドで昔から楽しまれている男女ペアで踊る踊り。(私が受けた印象としては、フォークダンスあるいは社交ダンスのゆるいやつ、って感じでした。)

Youtubeで「Lavatanssin」って検索するとイメージがつかめます↓

この動画は湖のほとりで踊っている感じがいかにも「森と湖の国」フィンランドですが、より日常的な「ラバタンシン」の様子はこんな感じだそう。ラバと呼ばれるダンス小屋みたいな場所で、生演奏に合わせて踊る。

今日、聞いて驚きだったのは、フィンランドでは高校の行事でラバタンシンをする機会があるなど、学校時代からダンスに親しむ文化があるよというお話。結婚式で踊られるラバタンシンの習慣についても教えてもらいました。

それから、「フィンランドタンゴ」というダンスの分野(?)があることも初めて知りました。

タンゴといえばアルゼンチンタンゴのイメージがありますが、フィンランドタンゴはそれとは少し異なる特徴があって、例えばアルゼンチンタンゴがインストルメンタル(歌なし)中心であるのに対し、フィンランドタンゴは歌があって、それも、心情を代弁する系の曲なのだとか。ふむふむ。

こんな感じで、歌い上げるわけです!どことなくもの哀しい。アキ・カウリスマキ映画に出て来そうなトーンですね。

今日は、「ラバタンシン」全般を体験したので、タンゴに限らず、ワルツの曲で踊ってみたりもしました。

ラバタンシンのステップを踊ってみました。

ラバタンシンのステップを踊ってみました。

単純な感想ですがダンスって楽しい!音楽に合わせて身体を動かすと心がウキウキしてくる。そういう感覚って、しばらくダンスから遠ざかっていたとしても一瞬で思い出すから不思議です。

ただこの手のダンスの私が思う唯一の難点は、「男女ペアで踊る」という形式の制限があることです。自分が踊りたいときに踊れたほうがよくないですか?男性は女性の、女性は男性の相手を見つけないと踊れないなんて、不便じゃないでしょうか・・・。

・・・・・・と、思っていたら、朗報!なんと最近フィンランドでは、踊りたい人が1人でも踊れるようにと開発された新しい形のダンスが人気を博しているそうです。

今日はそのダンスも教えてもらいました。これもまたフィンランド語の曲にあわせて踊るのですが、激しすぎず退屈すぎず、「中庸」という言葉がぴったりの、「ちょうどいい」ダンスでした。血行良くなりそうでした。

というわけで、身体はぽかぽか、心も解放されて、やはりダンスって素晴らしい!と思ったのでした。(2回目)

フィンランド・タンゴ&ダンス国際協会では、月に1度を目安にダンスレッスンを開催しています。

次回は2018年12月22日(土)14:30-16:30、都内で開催。詳細は以下にてでご確認くださいませ。

https://www.finlandtango.com/lesson?fbclid=IwAR15gmdbCVm2h9LsLoteGqEy7zhHv3buAuCDfTgxfUKfu0dOfjMce-1nJpE

フィンランド・タンゴ&ダンス国際協会のFacebookでも最新情報をご覧いただけます。

https://www.facebook.com/finlandtango/

私もすっかり「ラバタンシン」の魅力にはまってしまったので、日本でもっと踊れる機会ができたらいいなと思います。フィンランドのラバタンシンは、若者ももちろん楽しみますが、どちらかというと高齢の方々が楽しそうに踊っているというイメージを持ちました。軽くステップを踏むだけでも楽しめるので、ちょっと真面目な話をすると、高齢化社会にとてもフィットしている文化ではないかという気もしました。最近スポーツの世界でも、高齢者を含めて誰でも参加しやすい種目が開発されたり、注目されたりしているのを目にします。足の動きが中心のラバタンシンを踊ると足腰が鍛えらるし、何より精神的なリフレッシュ効果や、自然と人と交流できるというメリットがあるので、とても良さそうに感じました。

そしてまた個人的には、フィンランド語の哀愁漂う歌が歌えるようになりたいです・・・。

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